#02では、#01で引いたラインをもとに、トレードのシナリオ(環境認識、エントリー、利確、損切り)を立てられるようになるための練習をしていきます。
添削していただいた結果を踏まえて振り返り、シナリオ構築の基礎を叩き込みます!
その後の実際の値動きも見ていきますが、シナリオは値動きの予測をすることではないことを肝に銘じます!
実践
通貨ペア:ポンド/円(リプレイ:2023年9月1日 22:00)
H4:上昇
H1:上昇→下降(H4チャネル上限にタッチする前に若干下降)
M15:上昇後のレンジ
【目線】
上位足は上昇であるが、H1はH4の上限で若干下降しつつあるので、基本ショート目線だが、M15はまだ安値をブレイクしていないので、H4上限までのロングも見ておく。
【エントリー】
ショート:M15の直近安値をブレイク後の戻りでショート
ロング:H1の上昇チャネルに回帰後、H4の高値を更新後の押し目でロング
【利確】
ショート:H1の下降チャネルの上限がローリバになる可能性を考え、その前で利確
ロング:H4チャネル上限手前で利確
【損切り】
ショート:H4チャネル上限の上で損切り
ロング:H1下降チャネル上限下で損切り
【RR比】
1:1
4時間足
1時間足
15分足
添削結果と振り返り
【添削結果】
ロングはOK!
ショートは、もっと深い安値更新後の戻り売りを狙った方が良い。
【振り返り】
M15のトレンドラインが微妙(迷った)だったので、それに伴い、ショートの安値更新の位置の判断が違ってしまった。
ラインを間違えると、全ての判断がずれてしまうので、正確にラインを引くこと!
添削後
15分足(黄色が添削結果)
【戻り売り前の判断について】
シナリオでは、M15の1本目の水平ライン(安値)をブレイクした後に戻り売りをする予定だったが、そもそも1本目の水平ラインが根拠が弱いため、ラインとして成立していない可能性がある。
そのため、安値ブレイクは、2本目の水平ラインとし、その後の戻り売りを狙う方が確実。
【利確の判断について】
シナリオでは、H1チャネル上限手前に利確ポイントを置いていたが、そもそもラインの強さは『水平ライン>トレンドライン』であることや、今回のトレンドラインは、時間が経っている上に、何も意識されていないラインなので(反発、ローリバなどが見られない。)ラインとしては弱い。
よって、利確は、M15の水平ラインの手前にする方がベター
その後の実際の値動き
そこで戻し売りのエントリーをすれば、M15の水平ライン手前で利確が可能な状態(=シナリオ通り)となった。