#02では、#01で引いたラインをもとに、トレードのシナリオ(環境認識、エントリー、利確、損切り)を立てられるようになるための練習をしていきます。
添削していただいた結果を踏まえて振り返り、シナリオ構築の基礎を叩き込みます!
その後の実際の値動きも見ていきますが、シナリオは値動きの予測をすることではないことを肝に銘じます!
実践
通貨ペア:ポンド/米ドル(リプレイ:2023年11月1日 10:00)
H4:下降開始直後
H1:下降
M15:上昇
【目線】
日足が長期間にわたり下降中で、H4は日足チャネル上限で反発してチャネルを逸脱し、下降を始めたところ。
その流れでH1も下降中。
M15は、上昇中だが、値動きとしては、H1のチャネル上限に反発後の下落開始直後で、三尊形成中。
【エントリー】
M15で三尊形成中。
ネックラインは超えていないものの、高値更新に失敗後の押し目とらえて、すぐにエントリー。
【利確】
ダウ理論に従えば、H1の安値更新を目指すことになるが、距離が遠いので、H1安値の上にある M15の安値前で利確
【損切り】
M15の直近高値を超えたところで損切り
【RR比】
1:1
4時間足(日足で表示)
1時間足
15分足
添削結果と振り返り
【添削結果】
シナリオはOKだが、ロングシナリオも必要な場面。
【振り返り】
H1目線で、下降トレンドにしか目が行っておらず、高値帯をうろついているという視点が欠けていた。
チャネル内のどの位置にいるか、また、そこでどのような値動きをしているかのチェックも必要!
添削後
1時間足
H1の値動きを見ると、ダウ理論的には、前回安値を更新してチャネル下限辺りまで下がってもいいところ、H1上限の高値帯に張り付いているため、いずれチャネルをブレイクして上昇することも想定される。
15分足
M15の直近高値をブレイクした後の押し目でエントリー。その次の高値ライン前で損切り。
その後の実際の値動き
【原因】
三尊形成の判断が誤っていた。
ネックラインが完全に抜けておらず、下落を見るにはまだ早かったことが原因。
(シナリオ作成時に少し迷った箇所だったが、原理原則から外れていても、自分に都合よく解釈してしまった。)
一方、添削いただいたロングシナリオでは、少し時間はかかるもののきちんと利確できていた。
その後も勢いよく上昇しているので、やはり、ロング目線が必要だった。