#02では、#01で引いたラインをもとに、トレードのシナリオ(環境認識、エントリー、利確、損切り)を立てられるようになるための練習をしていきます。
添削していただいた結果を踏まえて振り返り、シナリオ構築の基礎を叩き込みます!
その後の実際の値動きも見ていきますが、シナリオは値動きの予測をすることではないことを肝に銘じます!
実践
通貨ペア:EUR/GBP(リプレイ:2024年5月1日 14:00)
4時間足
1時間足
15分足
H1:上昇
M15:下降
【環境認識】
H4は下降トレンドだが、チャネルを逸脱し、高値更新も安値更新できないまま揉み合っており、下降トライアングルになっている。下にブレイクすれば、大きく下降か。
H1は緩やかに上昇中。トライアングルブレイクまでは、トライアングル内での動きになりそう。
M15は、下落後にH1チャネル下限の反発が見られるが、前回高値更新・安値切り上げの反転シグナルはまだ確認できない。
→M15の動きからはロング目線。
H1チャネル下限に近いことからショート目線も。
ただし、ショートだと、 M15直近安値と近接するH1チャネル下限を下抜けた後のH1直近安値が近すぎて、期待値が低いことから、このタイミングでのショートシナリオは見送った。
もし、ショートシナリオを立てるなら、M15直近安値と近接するH1チャネル下限をブレイクしてから。
【ロングシナリオ】
M15の前回高値を更新後の押し目でロング、次の高値直前で利確。
RR比1:1のところで損切り
【RR比】
1:1
添削結果と振り返り
【添削結果】
ロング目線はOK
すでに押し目がついているので、すぐにでもエントリー可の状態
損切りをH1安値の下に置けるのはおいしいポイント!
上記ロングシナリオでエントリーするなら、トレンドラインを引き、トレンドラインまで落ちてきた後にエントリー
まず損切りポイントを決めてから、エントリーポイントを考える!
添削後
15分足
特にH1ライン下に損切りポイントを置けるのはおいしい状況。そこからエントリーポイントや利確ポイントを考える。
【ロングシナリオ①(黄色矢印)】
M15の直近高値ラインの下にも細かい高値ラインがあると考えられるため(すでにブレイクされて消えている状態)、すでに高値更新後の押し目がついた状態と考えられる。
→すぐにエントリー可
現在の価格でエントリーすると、H1直近高値で利確してもRR比1以上となる。
【ロングシナリオ②(白色矢印)】
M15直近安値下に損切りポイントを置きたい。
M15の直近高値を更新後の押し目でのエントリーを考える場合、直近のM15の値動きにトレンドラインを引き、MAXでどの辺りまで押し目がつくかを考え、RR比1:1以上となるエントリーポイントと利確ポイントを考える。
利確ポイントは高値ラインよりも下に設定する。
その後の実際の値動き
15分足
M15のトレンドライン(白色)が意識されていることがわかる。
直近高値ラインを上抜けた後、一旦下落して戻り、その後、再び上昇していることもよくわかる。